巨人大補強をどう見る? ライバル球団007掛け値なしの評価
■「巨人はクック次第」
が、不安要素も山積みだ。「ビヤヌエバは守備こそ無難にこなしているけど打撃ですね。直球にも変化球にも対応できなくなっている。最近になってコーチ陣が急に打撃指導を始めた。首脳陣の焦りが見えます」と言う。そして、最大の問題はこの男だそうだ。
「クローザー最有力候補のクックです。最終日にブルペンで投げていたけど、しっくりきていないのか、宮本(投手総合)コーチと長いこと話し合っていた。モヤモヤしている感じ。実戦デビュー前ながら、すでに外国人1枠が決まったようにみられている。もしオープン戦でダメなら、イチから抑えをつくらざるを得ない。先発のヤングマンをリリーフに回したり、チーム全体が大混乱に陥ります。巨人はクック次第。球に力はあるが、右打者だと苦手意識があるのか、ひっかけてストライクが入らない傾向があります」
ドラフト1位ルーキー高橋(八戸学院大)については「スクリューボールとスライダーといった変化球はまずまずだけど、直球に力がありません。先発全体の7、8番目。連戦のところで一軍デビューはするとしても、ローテで回るところまでいくかどうか」とし、二軍落ちが決まった岩隈については「開幕なんて最初から目指していないでしょう。原監督もアテにしていないと思いますよ。まだ5割の状態にも達していない。5月からって報道もあったけど、あの感じじゃ、夏から投げられればいいと思っているのではないか」と指摘する。