特大弾を自画自賛でも…巨人ゲレーロが信用できない理由
巨人移籍2年目を迎えたアレックス・ゲレーロ(32)が好調をアピールしている。26日の古巣中日との練習試合では、大野雄から左中間へ逆転3ラン。「いいスイングができた。うまく腕をたためて、芯で捉えられた」と自画自賛していた。
評判がいいのは打撃だけではない。昨年は前任の高橋由伸監督との面談を拒否する“造反騒動”を起こすなど問題児ぶりを発揮したが、首脳陣が一新された今季はまるで人が変わったかのように改心。オフは原監督にメールで指摘された課題克服に取り組んだといい、キャンプに入ってからも定期的に直接指導され、すっかり従順な助っ人になっているのだ。
実戦は助っ人としては早い宮崎1次キャンプの紅白戦から出場。打撃練習では場外弾で駐車場の車を破壊するなど、規格外のパワーを見せつけている。中日戦の前日は休日返上でトレーニングを行った。これまでの実戦8試合で打率・350と好調をキープしている。
が、昨年もこの時期は良かった。中日時代の2017年に35発で本塁打王を獲得し、鳴り物入りで巨人に移籍すると、オープン戦で5本塁打。12球団トップの数字で開幕を迎えたものの、シーズンでは急失速。結局、15本塁打と期待外れの成績に終わった。他球団のスコアラーはこう言ってニンマリしていたものだ。