トゥールーズ移籍を決めた昌子源「鹿島に億単位のお金を」
フランス1部 トゥールーズDF
ロシアW杯16強戦士の昌子には大会後、欧州クラブから熱視線が注がれた。だが「今、出ていかれたら困る」という鹿島側からの引き留めもあって昨夏の移籍話は立ち消えに。落胆のショックが大きかったのか、同時期に左足首のケガを悪化させ、2カ月超の長期離脱も強いられたが、「鹿島をアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で優勝させてから冬(の移籍期間=2019年1月)に堂々と海外へ出てやる」という強い気持ちを持ち続けて目標を果たした。この有言実行こそが、昌子の流儀だ。
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「(昨年)夏の移籍話がなくなったことは、そんなに落ち込みませんでした。僕自身はACLをすごい取りたかったから。『アジア(のタイトル)を絶対に取ります。冬にオファーが来たら考えてほしい』と(鈴木)満さん(鹿島強化部長)にも言っていました。冬の移籍が難しいことは分かっていたけど(仏1部の)ストラスブールとトゥールーズは、夏に続けて冬にもオファーをしてくれました。金額的に上だったのは、トゥールーズの方。僕は鹿島に億単位のお金(移籍金)を残していきたいと思っていたんで、そこは大きかったです」