再登板の国士舘・永田監督に聞く “甲子園請負監督”の本音
27日に登場する国士舘(東京)の永田昌弘監督(61)は2016年9月、11年ぶりで監督に復帰し、今年4年目を迎える。1度目は83年から05年まで指揮を執り、春7回、夏1回、甲子園出場。91、93年の春は4強入りした。06年から教え子である箕野豪現助監督にバトンを託し、系列の国士舘大の監督を務めていた。同監督は学校法人国士舘の事務職員。いわゆる「甲子園請負監督」として結果が求められる立場だ。復帰の経緯や職業監督ならではの苦労を聞いた。
◇ ◇ ◇
――監督に復帰した経緯は?
「箕野君がパナソニックでプレーしていたときに監督にならないかと声をかけ、僕は大学の監督になった。09年春以降、甲子園から遠ざかり、法人として高校、大学をトータルで強化したい、ということで高校に戻ることになった。いわゆる人事異動です。僕は65歳で定年を迎える。法人としてはその間にもう一度、箕野君に指導者として勉強してもらって、もう1回監督をやらせたいという意向。箕野君にはあと4年の間にいろんなことを盗み取ってほしい」