阪神“不名誉記録”ズラリ 矢野采配は金本時代と変わりなし
と、さる阪神OBは嘆くのだが、変わっていないのは、ベンチの用兵も同じではないか。
■大山には4番降格を示唆
開幕から1番に起用されていたルーキーの木浪(24)が5戦目にしてスタメンを外された。4試合連続無安打の打率・000とはいえ、オープン戦では12球団3位の・373をマーク。抜擢した矢野監督も前日の試合後に、「乗り越えていくべき壁だし、乗り越えられる」と言っていたにもかかわらず、である。
阪神はメディアも含めて外野がうるさい。新人に安打が出ず、チームも波に乗り切れないとあっては、ベンチにはあちこちからプレッシャーがかかる。だが、そんなことを気にして選手をコロコロ代えるようでは、若手は育たない。金本監督時代と同じである。
試合後、「自分のせいです」と敗戦の責任を背負い込んだ4番の大山の打順に言及。「明日、動かすことはないと思う」と微妙な言い回しで前置きしながら、「一日一日で状況もいろんなことも変わっていく。どうなるかまだ分からん」と4番降格も示唆した。
矢野監督、おまえもか――である。