ニクラスからウッズへ 世界のゴルフはどう変わってきたか

公開日: 更新日:

 スーパースターを中心にした世界的なツアーを、全世界150カ国に配信して得る莫大な放映権料。

 ツアーを通じての開催地域への慈善事業(これまで総額約2900億円寄付)。そして、ファンサービス、選手のマナー向上、トーナメントスポンサーへの利益還元、興行収入を上げるための構造改革や、PGAツアーグッズのロゴの販売やロイヤルティーなどがあります。

 つまり、米PGAツアー自体がビジネスとして、多角的な経営に取り組んでいるのです。

■日本が米国に見習うべきものは

 日本にも、昭和から平成にかけて、ジャンボ尾崎、青木功、中嶋常幸、丸山茂樹石川遼松山英樹ら多くのスーパースターが沸かせてきました。

 しかし、残念ながら、この魅力的な商品を生かす才覚も組織力もなかったことが現状の男子ツアー低迷を生んでいます。

 令和という新しい時代に入る今、必要なのは米ツアーのような合理的な組織への改革や、マーケティングやプロデュース力しかありません。

(取材・構成=ゴルフジャーナリスト・宮崎紘一)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差