開幕29試合連続出塁 巨人・坂本が“アウト”にならないワケ
長打力も増している。1日に「令和1号」を放つなど、トップのソトに2本差の9本塁打。昨季は年間で18本だった。5月に入ったばかりのこの時期に、すでに半分を打っていることになる。今季は場面に応じて大振りすることがあり、21三振を喫している。
これも今季FA加入した丸の影響に他ならない。丸は広島時代の昨季、リーグ2位の39発を放った。特徴は選球眼の良さにある。それは同トップの四球の数に表れる。一方で三振もリーグで一番多かった。
坂本勇は2年連続MVP丸の加入を「大きいに決まっている」と話している。「球を選びつつ、狙いを決めた球がきたらマン振りする」。まさに「丸スタイル」を取り入れた主将が、好調な打線と首位を走るチームを引っ張っている。