ド軍とマイナー契約 北方悠誠の制球難は米国で克服なるか
球は速い。ドジャースとマイナー契約を結ぶことになった北方悠誠(25歳・栃木ゴールデンブレーブス)のことだ。
4月21日の福島戦で自己最速の161キロをマーク。ドジャースのスカウトの前でも161キロを計測したことがあるという。今後はビザが下り、メディカルチェックなどを経たうえで正式契約を結ぶ予定だ。
北方は唐津商(佐賀)から11年のドラフト1位でDeNAに入団。14年に戦力外通告され、ソフトバンクと育成契約を結ぶも、プロ野球で一軍経験はない。その後、独立リーグへ。今季は栃木でプレーしていた。
「ストレートは確かに速い。なので我々も注目していたんですが、いくらなんでもコントロールがねぇ。DeNAやソフトバンクにいたころから課題だった制球難は解消されないまま。良ければ争奪戦になってますよ」とはプロ野球のある編成担当だ。
今季は8試合、計8回に投げて1勝1敗、防御率1・13。これだけみれば合格点も、与えた四死球は9。8回を投げるのに170球も要している。つまり制球難は相変わらずなのだ。