サニブラウンに強力ライバル 全米大学選手権Vに0.05秒の壁
さらなる記録更新を目指す和製スプリンターの強力なライバルとなりそうだ。
NCAA(全米大学体育協会)は20日(日本時間21日)、今季8週目までのランキングを発表。11日に100メートルで日本人2人目の9秒台(9秒99)をマークしたサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)は4位にランクされた。
桐生祥秀(23)の持つ日本記録(9秒98)更新を目指すサニブラウンにとって、大学の大会では同じ留学生が壁になりそうだ。
今季、同種目での最高タイムは9秒94でナイジェリア出身のディヴァイン・オデュデュル(22=テキサス工科大)、9秒95でバルバドス出身のマリオ・バーク(22=ヒューストン大)、米国出身のクラボン・ギレスピー(20=オレゴン大)と続く。
上位の2人はサニブラウン同様、母国の高校時代に頭角を現し、米国の大学にスカウトされた。それぞれ、母国代表として20年東京、24年パリ五輪出場が有力視されている。サニブラウンの今季自己ベストは、現時点でトップのナイジェリア人スプリンターと0・05秒差だ。