巨人は痛い1敗…エース菅野離脱と“天敵”東の蘇生でWパンチ
「巨人にとってこの日の試合は大事でした」
OBで評論家の橋本清氏がこう言った。22日のDeNA戦。巨人打線は相手先発の東に六回途中1失点と好投を許したのだが、
「巨人は昨年、東に6戦5敗とコテンパンにやられました。左ヒジを痛めたその天敵を今季初登板となった6日の試合で3回8得点でノックアウトしており、2回目の対戦となったこの日も攻略できれば、東に苦手意識を植え付けることができたのですが……」
というわけだ。
「東の投球の軸となるのは直球とスライダー、それに決め球のチェンジアップです。それに対してこの日の巨人打線は真っすぐを打つのか、スライダーを打つのか、打者の狙い球がはっきりしない印象で、ワンバウンドのボール球に手を出すシーンも散見された。チーム全体で攻略しようという意識が希薄に見えてしまったのが残念でした。東はこれで自信を取り戻したと思う。天敵を蘇生させてしまったとすれば、巨人にとっては痛い敗戦です」(橋本氏)
試合後の原監督も「いずれにしろ、攻撃陣が1点ではね……」と言葉少なだった。