巨人菅野の深刻一発病なぜ? 本人や相手打者ら8人に総直撃
まるで別人だ。巨人のエース菅野智之投手(29)が15日の阪神戦で、自己ワーストの4本の本塁打を浴び、プロ初の2ケタ失点となる10失点と大炎上。現在リーグトップの5勝(3敗)ながら、今季の被本塁打は12球団ワーストの13本となり、早くもシーズン自己最多だった昨季の14本にあと1となった。防御率も4.36に悪化。2年連続で沢村賞を受賞した日本球界ナンバーワンの絶対エースに何が起きているのか。菅野本人、関係者、相手の選手などを総直撃。原因をあぶり出した。
■菅野「高めに投げた球は打たれていない」
まずは菅野本人である。直撃したのは、阪神戦の前日14日。この時点ではリーグワーストの9被弾だった。今春のキャンプから「今年は高めで押し込む」というテーマを掲げていたことと関係はあるのか。菅野は「打たれ過ぎって言いたいんですか?」と複雑な表情を浮かべながら、こう続けた。
「でも実際打たれてるんで。原因? 高めで勝負する今年の方針? いや、意図して高めに投げた球は1球もホームランを打たれていないはずです。対策はシンプルに低めに集めるとか、そうなってくるんじゃないですか」