阪神“近本旋風”どこまで? マルチ21度目で気になる最終値
交流戦でも勢いは止まらない。
大腸がんから復帰した原口が九回に代打で登場。ダメ押しの適時二塁打でスタンドを沸かせたが、この男はこの日もまた打った。1番近本は初回に中前打で出塁すると、六回、九回にもヒットを放ち3安打1打点3得点をマーク。新人ながらマルチ安打は21となった。
このペースなら1958年長嶋茂雄(巨人)の48回を上回る可能性もあるが、もっかの打率は.312。ヒット量産を続ければ98年に坪井智哉が残した新人最高打率(.327=セパ2リーグ分立後)の更新も夢ではない。あるOBは「今のところは本当によくやってるよ。でも、そんな話をするのはまだ早い。新人だし疲れが出るのはこれからだからね」と言う。近本旋風どこまで続くか……。