日ハム輝星“聖地”甲子園で一軍合流…阪神の複雑胸中とは

公開日: 更新日:

■藤浪以降は高卒1位の獲得なし

 阪神は高校野球の聖地を本拠地にしながら、甲子園のスター選手がいない。甲子園の出場経験がない選手も含め、高卒選手の1位獲得は12年の藤浪以降ゼロ。その藤浪にしても、プロ入りしてから3年連続2ケタ勝利でしたが、今や極度の制球難で二軍暮らしが続いている。この日のロッテ戦のスタメンに、高卒選手は一人もいない。

 一方の日ハムは阪神が見向きもしなかったダルビッシュ、大谷翔平ら甲子園のスターを取って日本を代表する選手に育てた。プロで大成したとはいえないものの、斎藤佑樹も獲得。昨年のドラフトでは吉田ら甲子園出場組を大量指名している。

「阪神だって、甲子園のスターを指名していないわけではない。ただ、清宮幸太郎のようにクジ運がないだけでなく、高卒選手を獲得しても育てることができない。主力になったのは1998年の藤川が最後ではないか。だから甲子園球児からも『阪神には行きたくない』と敬遠される始末です。そこにきて、6月上旬という早い時期に一軍昇格する吉田にキリキリ舞いさせられようものなら、阪神の育成下手、ドラフト下手がより一層、浮き彫りになるところでした」(阪神OB)

 高校野球ファンも喜ぶようなチームになれば、もっと盛り上がるはずだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース