大谷の打撃をエ軍首脳陣“放任”へ 凡打での助言が今季激減
日本ハム時代は、コーチのアドバイスに対して神妙な顔でしきりにうなずくものの、実際は右から左。あくまでも自分で考えて決めたこと以外はやらないし、自分からコーチに助言を仰いだことは皆無に近かった。日本では常に自力で解決してきた。
メジャーでも1年目のオープン戦で結果が出ずにイチローに助言を求めたくらいで、首脳陣に頼ることはまずない。
そうやって投打の二刀流だったメジャー1年目は、打者としての出場は104試合と限定されながら22本塁打。1年目の日本人選手としては誰よりも多くの本塁打を放ったし、今季は3番・DHに定着、サイクル安打を達成するなど、コーチに頼らずとも結果を出せることを証明しただけに、首脳陣も大谷のやり方を放任する以外にないのだろう。
そうやってメジャーでも自分のスタンスを崩さない大谷。結果が出なかったときの責任が自分自身にはね返ってくるのは言うまでもない。