借金生活に株主落胆…ヤクルト村上宗隆の重圧は膨らむ一方
「がっかりする」
19日に開かれたヤクルトの株主総会で株主から厳しい言葉が飛んだ。
リーグ最下位、交流戦も9位。衣笠球団社長兼オーナー代行は「敗因は多々あるが、先発投手陣の不調と中継ぎの登板頻度が高まり、全体的な投手陣の不調が挙げられる」と“謝罪”した。
社長も気を揉む投手陣は今月8日、練習場所を変えた。これまでは隣接する草野球場で調整をしていたが、この日から野手が練習するメイン球場の外野を使うように。小川監督によれば「一体感を出すため」だという。それでどうにかなるとは思えないが、投手が不甲斐なければ、期待は野手に注がれる。チーム得点(307)は巨人に次ぐリーグ2位。中でも2年目の村上宗隆(19)はリーグトップの52打点、同3位の18本塁打をマークしている。総会でも衣笠社長はこう言った。
「村上は将来の球界を代表する打者になると期待をいただいている」
一時は4番を任されるなど、低迷するチームの期待を一身に背負っている。そのプレッシャーからか、この日は3打数1安打も交流戦後半は不調気味。石井琢打撃コーチはこう話す。