一流投手陣は打てず…6月好調でもエ軍大谷に足りないもの
他球団のエースから打とうが、敗戦処理から打とうが同じ1安打に変わりはないし、失投を逃さないのが好打者の条件とも言われる。どんな投手の、どんな球を打ったのかは、野手の残す数字自体に関係ない。
さて、6月30日に今季初の1試合2本塁打を放った大谷翔平(24=エンゼルス)だ。6月は打率.340、9本塁打、22打点と調子は上向き。打率3割も目前だが、相変わらずメジャーでもトップクラスの一流投手は打ちあぐんでいる。
11年のサイ・ヤング賞投手バーランダー(アストロズ)に対しては通算14打数3安打の打率.214。14、17年に同賞を獲得したクルーバー(インディアンス)は6打数1安打の.167。15年同賞のカイクル(ブレーブス)、通算156勝のハメルズはいずれも3打数無安打、1日現在、防御率2.43(リーグ2位)、8勝をマークしているモートン(レイズ)は4打数無安打だ。
「大谷はクルーバーと初めて対戦した試合で本塁打を放ったが、その後は無安打。バーランダーとは3度目の対戦で一発を放ったものの、その後はノーヒットに抑えられています。練習開始前には対戦相手の映像やデータをひとり入念にチェックしていますが、現時点では一流投手の大谷封じが上をいっているということでしょう」(マスコミ関係者)