大船渡・佐々木朗希に「代理人」騒動 プロ球団は戦々恐々

公開日: 更新日:

 プロ球団と選手との間には統一契約書が存在し、サイドレター(付帯契約)が交わされることもある。日米問わず、特殊な契約に関して専門家が精査し、球団と交渉するだけでなく、先々まで見据えて野球に集中できる環境を整えてくれるならば、選手側は心強いに違いない。

 この代理人問題に戦々恐々としているのが日本のプロ球団である。

「日本は米国と違い、契約金と最高年俸に明確な上限がありますが……」

 と、パ球団のスカウトがこう言った。

「所属先の監督、部長、さらに後見人と下交渉することもありますが、仮契約、本契約の場に同席するのは本人と親だけ。親が子供の試合を観戦する時の交通費や、宿泊費などの『付帯契約』について要求するケースもあるし、契約金の出来高(最高5000万円)について、投手であれば『1年目のイニング数が30を超えたら1000万円』などと話を詰める。ここに代理人やマネジメント会社が絡んでくればややこしいことになる。ドラフト前の面談はもちろん、出来高払いの中身や入団後の起用法や育成法、CMなどのメディア出演に関しても細かく要求してくるケースも出てくるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭