著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

国際ドラフト実現でも…日本アマ選手“カヤの外危機”の理由

公開日: 更新日:

「ベースボール・アメリカ」が国際ドラフトの実施時期を8月と報じたことも示唆的だ。ドミニカなどのアマチュア選手との交渉が解禁される7月2日以降であることを考えれば、国際ドラフト構想が中南米を主たる対象としていることは明らかだろう。

 日本球界の関係者は「大リーグの国際ドラフト」というと「日本のアマチュア選手が狙われる」と身構えがちだ。

 しかし、大リーグを取り囲む環境を考えれば、「日本パッシング」が起きることもあり得るといえるだろう。

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