「日本ラグビーの将来を担った戦い」という自覚でプレーを
W杯本番では初のベスト8どころか、ベスト4入りも期待できるメンバーが揃っていると感じています。キャプテンのリーチマイケル選手をはじめ、特にウイングの松島幸太朗選手、福岡堅樹選手というスピードスター2人に注目しています。
前回W杯でジャパンは3勝しましたが、ボールを近場でつないで攻めるラグビーを志向したこともあって、最終的にトライ数が少なかったことで勝ち点を積み上げられず、ベスト8入りを逃してしまいました。
しかし現在はウイングにボールをつないでトライを目指すラグビーをやっているので、彼らがキーマンになるでしょう。
現役時代の91年W杯に出場しました。
当時の宿沢広朗監督が僕にボールを集めてトライさせるラグビーも志向してくれ、素晴らしい仲間たちの存在もあり、3試合で3トライを記録することができました。特にアイルランド戦での独走は大会ベストトライ候補にもなりました。それが評価されて、翌年に開催されたニュージーランドラグビー協会100周年記念試合では世界選抜メンバーに選出され、オールブラックス(ニュージーランド代表)とのテストマッチを経験させてもらいました。