テストマッチ3連勝で絶好調も「まだ不透明な部分がある」
今、振り返ってみてもジャパンが、あの南アフリカに勝つとは思ってもみませんでした。わずか2点のビハインドで前半を終えた時も、いつものように「後半になるとガタガタッと崩れてしまうのではないか」という心配が先立ちましたが、そうはならなかった。
冷静に考えると決勝トーナメントに合わせたピークづくりをやっていた優勝候補の南アフリカに対して、ジャパンは初戦にピークを合わせていました。両者にはコンディションの差がありました。
■ピークづくりの差
ジェイミー・ジョセフHCが率いる現日本代表は、7月から始まったテストマッチで3連勝するなど、予想以上に状態の良さを見せています。8月まではコンディションが悪く、手の内を隠しながらテストマッチを戦っていた4年前とは対照的です。
もちろん自国開催の今回は、盛り上がりのためにも本番前に<勝つ姿>をファンに見せることが大事なので、その点は安心しました。ただ「どこにピークを合わせているのか?」という点は、まだ不透明な部分があるので、そこは今後も注視していきたいと思います。