命懸けなのに…ラグビー日本代表の気の毒すぎる報奨金事情
■優勝でも500万円
ならば、それだけの「見返り」はあるのか。優勝2回、前回2位のオーストラリアは地元紙によれば、1試合ごとの出場ボーナスは、オーストラリアのラグビー協会と契約している選手は1万ドル(約108万円)、そうでない選手は1万2000ドル(約130万円)。決勝進出なら2万5000ドル(約270万円)、優勝すればさらに10万ドル(約1080万円)の報奨金が加算されるという。
ちなみに、この地元紙の報道では、優勝候補の筆頭に挙げられているニュージーランドのオールブラックスが史上初の3連覇を達成すれば、選手1人に15万ドル(約1620万円)のボーナスが支払われるそうだ。
日本はどうか。ラグビー協会が8月に発表した報奨金の額は、優勝なら1人500万円、ベスト4で300万円、1次リーグ突破のベスト8で100万円。前回大会はスポンサーから1人100万円のボーナスが贈呈された。今回もそれは期待できるとしても、「注目」と「危険」の度合いに比例した額とはとても言えない。