織田信成が告発したモラハラの根底にスケート界の派閥争い
①織田の母である憲子コーチ(72)率いる「織田組」
②高橋大輔を教える長光歌子コーチ(68)の「歌子組」
③紀平梨花や宮原知子を教える濱田美栄コーチ(59)の「濱田組」
長光コーチは関大スケート部前監督。2年前、織田にバトンを渡した。
あるフィギュア関係者が言う。
「3組のパワーバランスは門下生の実績によって変化していきます。これまで、関大ではベテランの歌子先生や憲子先生が長らく頂点に君臨していた。しかし、関大内で“新参者”だった濱田コーチが女子の有望選手を次々にトップへ押し上げると、その勢力図は一変。歌子組は高橋の現役復帰で盛り返してきたものの、なかなか若手が育たない織田組は徐々に衰退していきました。昨季まで織田組だった有望株の滝野莉子も今季から濱田組に鞍替え。生徒が育たない組の弱体化は避けられない。足の引っ張り合い、選手や指導者の取り合いが絶えない世界なので、他の派閥からの『嫌がらせやモラハラ』が起きるのも不思議ではありません。関大は力の強い他の派閥を優先し、結果的に信成さんが疲弊して辞任することになってしまったのではないか」
一部報道によると憲子コーチが監督を引き継ぐというが、関大によれば、後任の監督は未定だという。リンク内の陣取り合戦の行く末やいかに。