西武1位・宮川哲 ボーイズの仲間が舌を巻いた父の剛速球
生駒ボーイズ時代、父の秀太郎さんがチームの打撃投手を務めたことがある。しかし……。
「球が速すぎて打てないんですよ(笑い)。バッピーの球じゃなかった。チームメートも、『打たせる気がないんじゃないか』なんて話していたほどです」(宮川)
■ここがスタート
そんな父からドラフト後に「ここからがスタート。ゴールじゃないぞ。気を抜かずに頑張れ」と、伝えられたという。
24歳の社会人右腕とはいえ、投手転向は高校2年から。本人も「投手歴が短いから、やれば伸びると思ってやってきた」という。プロでさらなる成長を遂げたい。
▽みやがわ・てつ 1995年10月10日、奈良県生駒市生まれ。小1から生駒クラブライオンズで野球を始め、生駒ボーイズを経て東海大山形に野球留学。甲子園出場はならず、上武大に進学した。大学では4年の春、秋のリーグで活躍するもプロの指名はなし。東芝ではMAX154キロを投げるなど、現在も成長を続けている。178センチ、77キロ。右投げ右打ち。