イチローが意欲 日本の学生をマリナーズに送り込む可能性
イチロー本人はもちろん、純粋に大学生や高校生を教えたい、アマチュア選手を育てたいという思いから学生野球資格を回復しようと考えたに違いない。しかし、その思いは結果として、マリナーズのリクルーターを務めることにつながりかねないというのだ。
■「どこでも教えられる」
22日、自らが会長を務める少年野球大会の閉会式に出席したイチローは、「特定の学校に常勤しないということであれば、どこでも教えられる。あのとき質問したボクです、と来てくれればあると思います」と話した。小学生の「どうやったらイチローさんの指導を受けられますか」という質問に対してだ。要するに、お願いされれば日本中どこへでも出掛けていくと、教えることに意欲満々。イチローが指導者として全国を飛び回るとすれば、菊池のようなプロ野球選手に限らず、アマチュアの有望株も軒並みマリナーズになびく可能性すら出てくる。
「マリナーズのディポートGMはイチローに関して、『来季も現職』と話しています。現在はインストラクターも務めているので、シーズン中、特にホームゲームはシアトルでマリナーズの後輩たちを指導する立場にある。物理的にも日本の高校生や大学生を教えるのは無理ですが、より緩やかな肩書なら指導の機会は増える。例えばすでに学生野球資格を回復、現在、DeNA本社のフェローという肩書の高田繁さんは、シーズン中も自由に学生を教えられる。イチローもそういった肩書に変わるかもしれません」とは、さる放送関係者だ。