山口俊移籍のブルージェイズ 積極補強の裏に親会社の思惑
【2世選手】
若手野手にはサラブレッドが揃う。代表格はウラジミール・ゲレーロJr.(20)。モントーヨ監督の指導を受けたゲレーロ(エンゼルス他)を父に持つ。長打力は父親譲りで、将来的には親子2代での「30-30」(30本塁打、30盗塁)を期待されている。
アストロズ一筋で、通算3060安打のクレイグ・ビジオの長男キャバン(24)は走攻守三拍子揃い、内外野をこなすユーティリティー。ボー・ビシェット内野手(21)の父親は、1995年にロッキーズで本塁打、打点の2冠を獲得したダンテだ。
【守護神】
ケン・ジャイルズ(29)は通算114セーブをマークしているメジャーを代表するクローザー。18年は不調に陥り、守護神失格の烙印を押されてアストロズを放出されたが、昨季は53試合で2勝3敗23セーブ、防御率1・87と復活した。
アストロズ時代は走者を出すと冷静さを失って痛打を浴びるケースが目立ったものの、平常心を保てるようになり、投球も安定した。先発で起用されるであろう山口にとっては、頼もしい存在だ。