厚底ナイキで状況一変 実業団連合は褒賞金1億円払えるのか

公開日: 更新日:

「男子の設定記録は日本記録です。時計が上回れば選手には1億円、監督・チームにも5000万円の褒賞金(*注2)が出る。大迫君は東京マラソンで2度目の1億円を狙っているともっぱらです。女子の日本記録は2時間19分12秒ですから、こちらはかなり厳しいですが、別に奨励制度(*注3)というのもある。服部勇馬は18年の福岡国際で2時間7分27秒で優勝。設定Bをクリアしたことで500万円、佐藤(敏信)監督・チームは250万円の奨励金を手にした。実業団所属の若い選手はニンジンをぶら下げると俄然燃えます。『実業団連合にボーナスを出すほど大金残っているのか』と心配している選手もいるぐらいです(笑い)」

 そこで日刊ゲンダイは日本実業団陸上競技連合に、「日本記録を突破したら1億円を払えるのか?」と聞いてみた。

「Project EXCEEDの規定にある通り、褒賞、奨励制度は3月の東京オリンピックマラソン派遣選手選考が終了するまでです。選手の皆さんは対象レースで記録を狙ってください」(担当者)

 そろばん片手に、「厚底なら……」と思っている選手は多いはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇