出戻り西武でVIP待遇 松坂大輔が撒く「チーム不和」のタネ
「これだけたくさんの人が来てくれると、テンションも上がりますよね」
キャンプイン前日、宮崎空港に降り立った西武・松坂大輔(39)がこう言った。
オフに中日を退団し、古巣西武と年俸3000万円の1年契約。プロ生活をスタートさせた球団に、14年ぶりに戻ってきた。辻監督は松坂について、「普通の1選手」と話したが、すでに「特別扱い」は始まっている。31日、松坂はチーム便とは別に、ひとりだけ名古屋発の便で宮崎入りした。その際、フロント2人のお出迎えもあった。
渡辺GMはこの件について、「なんで名古屋から来たか? マンションの整理などがあったんで、それをやってから来た」と説明。中日時代の身辺整理がまだ終わってなかったということだが、それならもっと早めに手をつけていればよかっただけの話だろう。
中日1年目の2018年は11試合で6勝4敗も、昨季は右肩のケガなどもあり、わずか2試合で0勝1敗。それが今季、先発としてフル回転できるなんて誰も思っていない。辻監督も「調整は本人に任せている。キャンプに合わせてくれとは言ってない」と話している。ならばなおのこと、高知の二軍キャンプからスタートしてもよかったのではないか。