G岡本「ビッグベイビー」卒業で増す主力としての自己責任
「つまり、育成期間は終わったということです。昨季は打撃不振から一時的に4番を剥奪されはしましたが、全143試合に出場した。生え抜きの4番に育てるため、ベンチが我慢をしながら起用したという一面もある。原監督が主力として認めた今季はその分、自己責任が生じる。純粋に結果で判断されるということです」(チーム関係者)
打撃不振に陥ったり、課題の守備で足を引っ張るようなら、スタメン剥奪もあり得るということだ。それは岡本も分かっている。だから、「守れないと始まらない」と三塁守備の強化に重点を置く。
連日、猛ノックを浴びせている古城内野守備走塁コーチがこう言う。
「捕球の時に使えていなかった下半身を使うことをアーリーでは重点的にやっています。もともと、ハンドリングは柔らかい。下半身が使えれば、送球はもっと安定する。自ら『守備練習をやらせてください』と言ってくるようになった。意識が変わってきたんでしょう」
ポジションをたらい回しにされてきた本人が一番よく分かっている。