レッズ秋山の後釜候補 西武・金子侑司が挑む“2度目の正直”

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 毎年のように主力がいなくなるチームである。

 西武は一昨年オフ、楽天にFA移籍した浅村に続き、このオフは秋山翔吾(31)が海外FA権で米レッズ入り。2年連続で不動の3番打者と1番打者が球団を去った。浅村の穴は外崎が埋めたものの、切り込み隊長の代わりはそうはいない。昨季も当初は秋山が1番から3番に回ったが、今度は誰も1番に定着できずに結局、「秋山しかいない」となった経緯がある。

 そんな秋山の後釜候補最有力が、大卒8年目の金子侑司(29)だ。昨季も1番に挑戦しながら、核弾頭を務めた36試合で打率・213、出塁率・297。特に5月は打率・170と不調にあえいだ。

 金子にとっては、昨季のリベンジ。本人は「挑戦というより、自分のバッティング技術を磨いて、(首脳陣に)『1番を任せたい』と思わせたい」と、こう続ける。

「去年もオープン戦は悪くなかったんです。ただ、5月がダメだった。純粋に打てていませんでしたからね。そうした調子の波を抑えたい。今年も不調の時期があるかもしれませんが、いかにそこで成績の下降を止めるかが大事になると思う」

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