相撲春場所に新型コロナ直撃 中止回避も“無観客”に現実味

公開日: 更新日:

 大相撲の力士は「稽古が仕事」といわれており、その後に「本場所は試験」との言葉が続く。

「力士が日々稽古しているのは、本場所で活躍して番付を上げたいという気持ちがあればこそ。その成果を披露する本場所がなくなれば、稽古に身が入らなくなる。しかも、3月場所後の春巡業もこのままでは中止の可能性が高い。いよいよ稽古の質、量ともに落ちかねない。八百長問題で揺れた2011年の技量審査場所(5月)は無料で開催されたが、中止が叫ばれた当初は『やらないよりは無観客でもいいのでは』という声もあった」(前出の親方)

 過去、無観客の本場所は戦時中の1945年6月場所だけ。日本が誇る益荒男たちも、見えないウイルスには勝てない……。

【写真特集】無観客で開催 大相撲春場所
【写真ギャラリー】豪栄道 引退会見
【写真ギャラリー】大相撲1月場所4日目

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動