東京五輪延期の外堀埋まる…野球も欧州サッカーもコロナ禍
世界中で新型コロナウイルスが感染拡大する中、3月22~26日に米アリゾナで予定されていた東京五輪・野球の米大陸予選が延期になった。
出場予定国は、アメリカ、カナダなど計8カ国。各国ではコロナ蔓延によって、野球どころか、あらゆるスポーツが延期、中止、無観客での開催に追い込まれているため、今回の予選延期はやむなしである。
すでに、台湾で4月1日から予定されていた最終予選が6月17日開始に変更になっている。台湾、オーストラリア、中国、オランダの4カ国に加え、米大陸予選で2位、3位になった国が参加することになっているが、米大陸予選が行われない限り、最終予選に行きつかない。
「東京五輪野球の参加国は、たったの6カ国。最後の2枠を米大陸予選と最終予選で決めることになっているが、コロナ騒動の終息の兆しは見えず、予選を開催できるかどうかもわからない。そもそも、五輪出場を辞退する国が出る可能性もあります」(マスコミ関係者)
サッカー界も揺れている。欧州サッカー連盟(UEFA)は17、18日の欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの1回戦計4試合の延期を発表。日本時間13日、6月の欧州選手権の1年延期を検討し始めた。17日に緊急会議を行うという。