ドーピング検査困難…東京五輪は稀代の“薬漬け大会”になる

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 今後も、世界各国で感染拡大が続き、外出禁止などの制約が続けば、ドーピング検査は不可能だ。WADAでは全てのトップアスリートに、練習場所や遠征先などの居場所確認を義務付けている。抜き打ち検査を行うためだが、現状では多くの選手が活動を停止しており、アスリートの所在を特定するのは極めて困難だ。仮に居場所が掴めても、検査官は外出もままならないため、選手と接触することができないのだ。

 WADAは昨年12月、国家ぐるみでドーピングに手を染めていたロシア選手団を4年間、主要国際大会から除外することを決定した。過去に違反歴のない潔白な選手に対して個人資格での出場を認めるなど、ドーピング撲滅に厳しい姿勢を見せている。

 過去の大会で最多違反者は12年ロンドン五輪の127人(日本時間25日時点)。事前検査がずさんになりかねない今大会は、期間中のドーピング検査によって陽性反応を示す選手が続出しそうだ。

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