著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

マニー・ラミレスは48歳で復帰?往生際が悪い野球選手たち

公開日: 更新日:

 30日で48歳になるマニー・ラミレスが今季、台湾リーグで現役復帰を目指しているという報道があった。

 マニーはメジャー通算555本塁打(MLB史上15位)の大打者。2011年を最後にメジャーの舞台から姿を消し、その後は独立リーグ、台湾リーグなどでプレー。14年から3年間はカブスで巡回コーチをしていたが、17年に日本の独立リーグ(四国アイランドリーグの高知)に売り込んで1シーズンプレーした。今季、台湾のチームと契約できれば3年ぶりの現役復帰となる。

 一度はコーチ業などに転じた後、現役復帰して道楽で野球をやっているケースは他にもある。ラファエル・パルメイロは通算3020安打、569本塁打の記録を持つスラッガー。2005年に筋肉増強剤の使用が発覚して、40歳で引退に追い込まれた。しかし、長いブランクの後、15年に独立リーグで現役復帰。その後、2年間は浪人状態だったが、18年に再度、独立リーグに入団がかない53歳で6アーチを記録した。

 元カブスのエース、カルロス・ザンブラーノは2012年を最後にメジャーの舞台から姿を消し、14年から4年間引退状態が続いた。しかし、18年にメキシカンリーグで現役復帰。昨年は住み慣れたシカゴの独立リーグのチームと契約し、カブス時代のファンの声援を背に受けながらピッチングを楽しむように投げていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…