G原監督の誤算 助っ人ビエイラが5四球5失点でノーコン露呈
巨人の新助っ人が大炎上した。
巨人のチアゴ・ビエイラ(27)が2日、西武との練習試合の4点リードの五回から登板。1安打5四球、5失点の大乱調で1イニング持たずに降板した。
投げても投げてもストライクが入らない。ビエイラは1死から2つの四球などで満塁にすると、源田と森に連続押し出し四球。続く山川への直球が高めに抜けて暴投となり、さらに1点を失った。山川に四球を与え、4連続四球となったところで降板を告げられた。
■外国人1枠増が濃厚なのに…
今季は一軍登録枠が29人から31人、ベンチ入り人数は25人から26人、一軍の外国人枠も4人から5人に増え、ベンチ入りは4人のままとする「コロナ特例」が採用される。これが巨人に追い風となるはずだった。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。
「今年の巨人は4つの外国人枠の使い方が難しいと思っていた。先発のサンチェス、外野手のパーラの新戦力2人、抑えのデラロサ、左腕エース格のメルセデスで4人。ビエイラは当初の構想では5人目の男だったかもしれないが、3月のオープン戦でソフトバンク打線を3者連続三振に抑えるなど、160キロを超える速球を武器に安定感を見せていた。対外試合再開となった初戦で起用していることからも信頼度が分かる。原監督は外国人枠が1つ増えたことで、ビエイラにセットアッパーとしての働きを期待していたと思います」