工藤章さん モントリオール銅から新宿にビル持つ実業家へ

公開日: 更新日:

 そこで、ビル総合管理の実務を学び、84年に都内で「アメニティコーポレーション」を設立した。夫人と2人で起こした会社は当初、なかなか軌道に乗らなかったが、営業に励みクライアントを獲得した。その後は順調に業績を伸ばし、今では新宿に自社ビルを所有し、約400人の従業員を抱えるまでに成長した。

「我々の頃は世界選手権など自腹で海外遠征に出ました。五輪選手団の制服代10万円ですら徴収された。アマチュア規定が存在した昔とは違い、今の選手はテレビ番組やCMに出演したり、引退後もメダリストとして活躍ができている。ひと昔前より今の選手は恵まれています。長い人生でオリンピックに出場した選手は将来どんな困難があっても培った力で乗り越えられる底力を持っていると信じている」

▽1954年1月1日、岩手県宮古市生まれ。県立宮古高から専修大に進み、全日本選手権は2年生から4連覇。世界選手権は73年から3大会連続出場を果たし、74年のアジア大会ではフリースタイル48キロ級を制した。専修大レスリング部監督、総監督を務めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…