著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

元日本ゴルフツアー機構副会長にJGTOの問題点を直撃

公開日: 更新日:

■ファンやスポンサーのことを何も考えていない

 ――どのような提案が必要ですか?

 JGTOが黙っていてもスポンサーが協力して資金を提供してくれるというのは昔の話。コロナで苦しんでいるスポンサーの懐事情を考えて、来年の賞金総額を半額にする提案とか、ファンの関心を呼び込むアイデアを考えるとか、必死になればいろんな策が浮かんでくるはずです。何もしないということは、JGTOはやる気がないとみられても仕方がありません。要はファンやスポンサー目線がないということ。コロナは図らずもそんなJGTOの体質を暴露しましたね。

 ――試合がなくJGTOの収益も厳しいでしょう。

 試合がなければ大会主管料(1試合1000万円)も選手からのトップオフ(賞金の3%)も1億円程度のアベマTVツアー命名権料(下部ツアー名称登録料)、QT参加料収入も全て途絶えます。今のところ留保金でしのいでいるようですが、いずれ枯渇します。手をこまねいている場合じゃないはずですが、それでも活路を見いだす必死さが見えてこないのは、選手にも組織にも大会開催に向けた執念が足りないからです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された