バド桃田「100%」復活アピールも 課題はミリ単位の微調整

公開日: 更新日:

 今年1月に遠征先のマレーシアで交通事故に遭い、一時は競技人生も危ぶまれたバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25)が、26日にオンライン会見に応じた。

 事故時に右眼窩底骨折し、低下した視力について「全く問題はない。前と同じように見えている」と説明した。すでにコートで本格的な練習を再開しており「トレーナーのサポートを受け、体も全く問題なく元気にプレーできている。気持ちの面も含めて100%の状態」と、順調な回復ぶりをアピール。金メダルを期待される来年の東京五輪については「(延期されて)先が見えない中でも取り組む姿勢を変えないことが、今後につながってくるのではないか」と前向きに話した。今後の課題については「まだ足りない部分がある」と、攻撃面の精度向上を図る意向だ。

 事故で約2カ月間の離脱を強いられた上に、コロナ禍で実戦から遠ざかっていることもあり、スマッシュやショットの微調整が必要になるという。

 桃田といえば、世界屈指といわれるヘアピン(相手側のネット前に落とすショット)が武器。ジュニア時代からヘアピンの練習を繰り返してきたこともあり、今では相手の動きに合わせ、シャトル(羽)の高さをミリ単位で調整し、打ち分けているそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ