大坂なおみのフィジカルコーチも…“敏腕”すべて交代のナゼ

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「大坂の周辺に以前のような欲がなくなったのは事実でしょう。全米と全豪を勝ち、世界一に。女子アスリートとしては歴代最高の高給取り(年収約40億円)にもなりましたから。ただ、今回、フィジカルトレーナーが代わったのは大坂サイドより、シラーの事情だと思いますね」と、スポーツライターの武田薫氏がこう続ける。

「シラーは、やるかやらないか分からない東京五輪を狙う大坂にしがみついているより、有望な若手選手についてスリリングなコーチ生活を送りたいのではないか。米国には全豪覇者のケニン、18歳のアニシモバ、大坂を倒した16歳のガウフと有望株がたくさんいるし、あるいはサーシャに誘われた可能性もあります。そもそもシラーが大坂についたのはサーシャに誘われたからで、そのサーシャはいま、ウクライナのヤストレムスカ(20=世界ランク25位)という有望な若手のコーチをしています。選手同様、コーチもステップアップしたいのですよ」

 つまり大坂についているより、他の若手有望株を教えた方が「ステップアップ」につながるということか。今回のコーチ人事、大坂サイドがシラーを解任したのではなく、シラーの方から出て行ったとみてよさそうだ。

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