著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

ランキング改正で現実味が…あるか錦織圭“棚ボタ”GS初制覇

公開日: 更新日:

 始まったのか、まだなのか、スポーツの無観客試合は手応えもなくトキメキにはほど遠い。テニスも世界中で動き出してはいるものの、いまなお一寸先は闇のままである。

 新型コロナウイルスの影響で3月からツアーは中断。ウィンブルドンは中止に追い込まれ、5月の花のパリで開かれる全仏オープンも枯れ葉模様の9月末に延期された。ツアー再開の予定は、8月14日から米国ワシントンで開かれるシティ・オープン500、翌週のシンシナティ・マスターズをニューヨークに移し31日から全米オープンを強行という青写真だ。

 ただ、ニューヨークのパンデミックは収まっても、西海岸やフロリダなどに飛び火し、予断は許さない。先月末にヨーロッパでジョコビッチ、ディミトロフらが集団感染したかと思えば、今度は米国期待のティアフォーが陽性に。フロリダを拠点とする22歳はジョージアのエキシビションに出場したが、感染源は不明だ。フロリダには錦織も大坂なおみもいる……そんな中、錦織に(恐らく)うれしいニュースが流れてきた。

 男子ツアーを仕切るATPがランキングの改正を発表。これまで過去12カ月のベスト18大会でのポイント数を基礎にしたランキングを、今季は暫定的に昨年3月から年末までの22カ月を基礎にすると決定した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇