ランキング改正で現実味が…あるか錦織圭“棚ボタ”GS初制覇
始まったのか、まだなのか、スポーツの無観客試合は手応えもなくトキメキにはほど遠い。テニスも世界中で動き出してはいるものの、いまなお一寸先は闇のままである。
新型コロナウイルスの影響で3月からツアーは中断。ウィンブルドンは中止に追い込まれ、5月の花のパリで開かれる全仏オープンも枯れ葉模様の9月末に延期された。ツアー再開の予定は、8月14日から米国ワシントンで開かれるシティ・オープン500、翌週のシンシナティ・マスターズをニューヨークに移し31日から全米オープンを強行という青写真だ。
ただ、ニューヨークのパンデミックは収まっても、西海岸やフロリダなどに飛び火し、予断は許さない。先月末にヨーロッパでジョコビッチ、ディミトロフらが集団感染したかと思えば、今度は米国期待のティアフォーが陽性に。フロリダを拠点とする22歳はジョージアのエキシビションに出場したが、感染源は不明だ。フロリダには錦織も大坂なおみもいる……そんな中、錦織に(恐らく)うれしいニュースが流れてきた。
男子ツアーを仕切るATPがランキングの改正を発表。これまで過去12カ月のベスト18大会でのポイント数を基礎にしたランキングを、今季は暫定的に昨年3月から年末までの22カ月を基礎にすると決定した。