球場で応援トラブル続出…プロ野球「観客増」は土台無理
無観客で6月19日に開幕したプロ野球は政府の大規模イベントに関する方針の下、現在は最大5000人を上限に、有観客で開催している。8月1日からは、収容可能人数の最大50%まで動員数を増やす計画だが、今の状況では先送りせざるを得ないだろう。
今は東京を中心に全国のコロナの新規感染者数が再び増加の一途。政府も、大規模イベントの客入れ緩和について、再検討することを示唆している。近日中にも政府の見解が出るが、プロ野球では観客を5000人に限定した今でさえ、球場ではさまざまな問題に直面している。
プロ野球のガイドラインで禁止している大声を出してのヤジを巡っては、選手が思わず苦笑いを浮かべて打席を外すなど、試合が中断することもしばしば。審判や場内アナウンスが注意を促しても、球場によっては連日、大声が響き渡っている。
先日の楽天対西武の試合では、観客が捕手の構えるコースを“伝達”、楽天サイドは今後、そういった客に対する注意を強化するとともに、スタンドから退場させるという。練習中やヒーローインタビュー時にファンが最前列に密集することに対して、場内アナウンスで注意を促すこともある。