燕・村上がゴジラ松井を超える日…逆転V弾で本塁打量産中
29日の対阪神戦。負ければ3位転落のピンチを救ったのが、プロ3年目で4番に座るヤクルトの村上(20)。1点を追う四回、左翼へ逆転の5号2点本塁打を放った。
35打点はセ・リーグトップ。昨季、最下位に終わったチームを、主砲として牽引している。
昨季は36本塁打を放って新人王を獲得。800万円だった年俸は一気に4500万円にハネ上がった。
あの松井秀喜も本塁打が30本の大台に乗ったのはプロ4年目。松井を上回るペースで本塁打を量産しているうえ、昨季リーグワーストだった三振(184)も今季は減少傾向。打率・350が示すように、振り回すだけに見えた打撃に確実性が出てきた。
「(本塁打は)ノーアウトだったので、とにかくランナーをかえそうと。打点トップ? 僕の前を打つ先輩方のおかげです」
お立ち台でこう言った村上はまだ20歳。日本球界に久々に誕生したパワーヒッターだし、ゴジラを超えるスラッガーになる可能性は十分ある。