ダル3勝目も…出足好調カブスに“ヤギの呪い”再燃危機
カブス・ダルビッシュ有(33)が13日(日本時間14日)のブルワーズ戦に登板。7回を1安打無失点、11奪三振3四死球と好投し、3勝目(1敗)を挙げた。
ダルビッシュは四死球による走者を出しながらも六回まで無安打投球。七回、先頭ガルシアを空振り三振に仕留めたが、続く5番スモークに変化球を捉えられて右翼へのソロ本塁打を許して偉業達成はならなかった。
チームは前節のインディアンス戦に連勝し、今季12勝目に到達。開幕から15試合で12勝をマークしたのは1970年以来、50年ぶりのことだ。4年ぶりの世界一を狙う中地区の老舗球団が開幕ダッシュに成功したが、喜んでばかりもいられない。今季同様、幸先のいいスタートを切った70年は、地区優勝を逃してプレーオフに進出できなかったからだ。
この年のカブスは翌年にサイ・ヤング賞を受賞する右腕ジェンキンス、左腕ホルツマンの両エースがチームを牽引。開幕から順調に白星を積み重ねたが、6月に入って失速。この2人が打ち込まれたこともあり、同月21日から30日(ダブルヘッダー含む)まで12連敗を喫した。