東京五輪は「コロナでも開催」 IOCの衝撃発言に透ける焦燥
IOCが開催へ躍起になっている一方、日本では大会のコロナ対策を話し合う、政府、東京都、組織委の3者協議が今月4日に始まったばかり。課題は山積みなのに対策の準備に「本腰を入れるのが遅い」(組織委関係者)のが実情だ。
■史上最もコストがかかる大会
スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏がこう言う。
「欧米でも『来夏の開催は無理』との声が広がっている上、英オックスフォード大の研究グループは『東京五輪は史上最もコストが高い』との研究結果を発表しています。延期費用に追加の対策費と、大会コストは膨れ上がる一方です。頼みのワクチンは大会本番までに世界中に供給できるか分からない。コーツさんの発言はどんな根拠に基づいているのか、徹底的に追及されるべきだと思います」
開催可否の最終判断はIOCが握る。もし、本当に開催したら大変な大会になるはずだ。