今年は例年以上に各球団ドラフトの「巧拙」がハッキリする

公開日: 更新日:

 9月5、6日、東京ドームで行われた高校生トライアウトは、担当する選手を部長にアピールする格好の場だった。

 オレが目を付けていた北関東の投手のシート打撃が始まると、わざわざ同僚を押しのけて部長の隣に座り、「この子、体のバランスがいいでしょ? 球速もまあまあですし。育てれば面白いと思うんスけどね」って猛プッシュさ。

【写真】この記事の関連写真を見る(28枚)

 部長は黙って最後まで見てたけど、どうも琴線に触れた様子がない。しまいには「うーん、どうかな。オレはとりあえず大学か社会人に行った方がいいと思う」と、つれない返事。そしてこう続けた。

「きょう見た中に投手と野手、それぞれ面白い選手がいるにはいた。ただ、ドラフト上位で消えるようなズバぬけた力があるわけじゃない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動