“田沢ルール”撤廃でドラフト指名可能に…獲得に動く球団は
ドラフト指名を拒否し、海外の球団入りした選手のNPB入団を制限する「田沢ルール」の廃止が決まり、BC・埼玉の田沢純一(34)は、10月26日のドラフト会議で指名を受けることが可能となった。
田沢は8日、「選択肢が増えて素直にうれしい。いろいろな方に動いてもらって感謝したい」と喜んだ。
2008年に田沢が米大リーグ・レッドソックス入りした際に導入されたこのルールは、12球団の申し合わせ事項。ドラフト指名を拒否して海外に渡った選手は、退団後も高卒は3年間、大卒・社会人は2年間、NPB球団とは契約できないというものだ。
昨年8月にマイナー契約を結んだレッズから今年3月に自由契約となり、7月にBC・埼玉入りした田沢がNPB球団でプレーするには、来年秋のドラフトを待つ必要があった。
メジャー通算388試合で21勝26敗4セーブ、防御率4・12の実績がある田沢のNPB入りが前倒しで可能になったことで「複数球団が争奪戦」と一部で報道されているが、某球団のスカウトがこう指摘する。