新入幕翔猿の優勝争う快進撃 13力士の休場が台無しにする

公開日: 更新日:

 新入幕の翔猿(28)が13日目に隆の勝を下し、2敗をキープ。11勝は正代と並んでトップタイの成績だ。

 新入幕Vなら106年ぶりの大記録。歴史的快挙への期待は高まるものの、一方で肝心の土俵は故障者だらけで目も当てられない。13日目は照ノ富士千代大龍が休場。初日から白鵬鶴竜ら6人が休場を発表すると、3日目に琴奨菊、5日目は旭大星と、くしの歯が抜けるように次々と力士が休場していった。琴奨菊ら3人は再出場しているものの、今場所の休場力士は計13人。これは過去4番目に多い人数だ。

 歴代最多は2002年7月場所の16人。休んでも番付が下がらない公傷制度が残っていた時代で、悪用する力士が続出し、後の制度撤廃につながった。

 2010年7月場所も14人が休場したが、これは当時世間を騒がせた野球賭博に関わって謹慎処分を下された力士が大半だった。純粋なケガ人という意味では、今場所を超えるものではない。

 もちろん、翔猿の快進撃にケチをつける気はないが、もし白鵬が出場していたら勝てただろうか? などと考えてしまうのは人情というもの。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース