広島・大盛は“練習の虫”学生時代は黙々とバットを振る日々
甲子園出場は果たせなかったものの、進学先の静岡産業大ではアルバイトで生活費や学費を稼ぎつつ、白球を追いかけた。
「一人暮らしをする大盛の家によく遊びに行きました。狭い部屋でしたが、大盛らしくキチンと片付いていましたよ(笑い)。ただ、特にすることもなく部屋でダラダラしていると『ちょっと振ってくるわ』と僕を残して素振りに行ってしまう。『筋トレしよう』と、トレーニングに付き合わされることもあった。そんな日はプロテインをせびりましたが、嫌な顔せずに分けてくれました(笑い)」(木根さん)
大盛は練習熱心なだけでなく、ノリも良かったという。木根さんはこう続ける。
「お酒は強くなくて飲み会では真っ先に眠ってしまうのですが、『今日は俺が一番飲むわ』と宣言して場を盛り上げることもあった。ちなみに酔った時の口癖は『カラオケ行こう』。彼はバラード系や米津玄師、はやりの曲を歌いますが、これがすごく上手なんです。上手といえばボウリングもかなりの腕前。21時ごろから早朝までの投げ放題にもよく行きました。スコアは毎回200を超えますし、250とかもあったかな。基本、なんでも器用にできるヤツです」