ドジャース8年連続プレーオフ進出 老舗球団「強さの秘密」
ドジャースが日本時間19日、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズを制して、2年ぶり24度目のワールドシリーズ進出を果たした。ナ・リーグの老舗球団は同21日開幕のワールドシリーズ(7回戦制)でレイズを相手に1988年以来、32年ぶり7度目の世界一を目指す。
ドジャースは、メジャー有数の金満球団。今季の年俸総額2億2000万ドル(約232億円)はヤンキースの2億4000万ドル(約257億円)に次いで2位(3月28日時点)。米タイム・ワーナーと25年総額5400億円の放映権契約を結んだ13年以降の年俸総額はいずれも3位以内に入っている。
メジャーでは、ヤンキース、レッドソックス、カブスが、大枚はたいて戦力補強を図っているが、8年連続でプレーオフに進出したドジャースほど確率は良くない。ドジャースが、結果を残し続けているのはカネの使い方がうまいからなのか。
「主力選手の稼働率の高さが結果につながっているのです。エース左腕カーショーを筆頭に故障が少なく、高給取りのほとんどが金額に見合った働きをしている。毎年のように主力が故障で長期離脱するヤンキースとはそこが決定的に違う。先発投手は毎年10人前後を用意し、レギュラーシーズンではローテ5人の他に2人を起用し、7人で回している。先発陣の負担を減らすため、100球に満たなくても、早い回から交代させるなど、ロバーツ監督は、選手のコンディショニング管理には細心の注意を払っています」(スポーツライター・友成那智氏)