親方が異例の「謝罪文」白鵬師弟に何が…と想像してみた
「い、いえ、あっしは、来場所はその、し、し、進退をかけるぐらいの、か、か、覚悟をですね」
「おめえは、オレの何なんだ?」
「し、し、師匠です」
「オレはおめえの、何なんだ?」
「で、で、で、弟子でし」
「師匠の分際で、弟子のオレに何の断りもなく、弟子の進退を勝手にしゃべっていいと思ってんのかゴルァ!」
と怒鳴るやいなや、煮えたチャンコ鍋をひっくり返す。鶏肉は飛び散る、白菜は土下座した師匠のほっぺたに張り付く。
「ア、ア、アチチチ!」
「人並みに熱いだぁ?」
「あ、あ、熱くございません、す、す、すんませんでしたぁぁぁ!」
とひれ伏すところへ、
「弟子の進退は、弟子が自分で決めるんだ。休場明けは優勝して、東京五輪の開会式で土俵入りして、国立競技場の大観衆の前でバンザイ三唱して三本締めするのがオレの計画だぁ。それを、師匠ふぜいがしゃしゃり出やがって。この落とし前、どうつけるんでい!」