阪神“上っ面”コーチ人事「バント」「分析」担当新設の失笑
「『バント担当』ってなんだよ?」
そう失笑する球界関係者が少なくない。
阪神は先日、矢野監督にとって3年契約の最終年となる来季の組閣を発表。清水ヘッドコーチが二軍野手総合コーチに配置転換され、井上打撃コーチがヘッドコーチに昇格。北川二軍打撃コーチは一軍担当となり、新任として久保田二軍投手コーチ、田中二軍内野守備走塁コーチが入閣したが、大幅なテコ入れは行われなかった。
組閣の最大の目玉だと言うのが、一軍コーチに新たな肩書が付いたこと。久慈内野守備走塁コーチは内野守備兼「バント担当」、筒井外野守備走塁コーチは外野守備走塁兼「分析担当」として、リニューアルされることになった。矢野監督は、守備の強化とスモールベースボールを来季の課題として挙げている。今季のチーム85失策は2年連続で12球団ワーストだった上に、バントやスクイズ、走塁面でも細かなミスも多かった。役割を細分化することで、選手に意識づけをしていこうというわけだ。
■肩書きを付けてアピール